9月の法語その2

人を見る眼で自分が見えず

人に聞かせて自分は聞かぬ

 

何より見えないものは自分自身。自分で発する言葉ほど自分に届かぬものはないでしょう。

いやいや、自分はそんなことはないと思う人ほどご用心。

そこに自身の闇があるのです。

その闇を照らして下さるのが仏の光。

自分では見えることのない自身の闇。阿弥陀仏の教えをいただくことで自分の闇に気づかせていただく。

仏の光で初めて照らし出されるのです。