法名ほうみょうについて

法名について

戒名ではなく法名ほうみょうといいます。

法名ほうみょうとは仏弟子になられた、仏門に入られたということを意味します。

生前法名ほうみょうを受けられる場合も、仏の教えを受けこれから歩んでいくという誓いです。決して、死の準備などというものではありません。

そういった意味ですので、釋○○といったように頭に『釋』(釈の本字)という字をお釈迦様よりいただいております。

仏教では仏(法に目覚めた者)、法(真実の道理)、僧(法を求める人の集まり)の三宝といいます。この三宝が仏門に帰依したものの拠り所となるのです。

また、法名ほうみょうには院号法名ほうみょうという○○院釋○○といった形のものがあります。

元来、院号法名ほうみょうというものは教団に尽くしてくださった方にご門首(もんしゅ-浄土真宗大谷派の代表、現ご門首は宗祖親鸞聖人より二十六代目にあたる)が教団を代表して御礼申し上げるものです。

そして、昨今はこの教団へ尽くすということがお金という形になっているという次第です。

ですので、普通法名ほうみょうが院号法名ほうみょうに劣るとか、院号法名ほうみょうの方が良いということは決してありません。同じ三宝に帰依し、仏の道を歩む名です。